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NICEDAY 先行予約について。

いつもSAYAMA worksのウェブストアをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

今回はSAYAMA worksの新型バックパック NICEDAYの先行予約に関するご案内です。

2023年6月20日21時より、今話題の新型バックパック NICEDAYを数量限定で予約販売させて頂きます。
販売するのは
Ultra 200 ホワイト
Ultra 200 ブラック
の2カラーのみとさせて頂きます。

お客様のお手元に届く予定日ですが、2023年10月中旬〜2023年10月下旬としております。納期を迎え次第、順次発送致します。

宜しくお願い致します。

【発売に至るまでの経緯】
私がファーストパッキング主体のFastの次に開発したいと考えたのは「気軽にハイキングに使える20〜25L程度のULバックパック」。古き良きULガレージのデザイン(トップリッドなし・メインコンパートメントの簡略化・フレームレス・大容量外ポケット・軽量化など)と、SAYAMA worksの革新的なアイデア・技術を融合させたら、お客様に新たな価値を提供できるのでは!?と考えた。以前販売していたFastはTJARのレース用バックを継承したデザインだったが、1番ネックとなっていたのは重さと開閉の煩わしさを感じるファスナー(選手の中には中央ファスナーが要らないとの意見もあった)。もちろん日本のガレージといわれるメーカーは撥水ファスナーを多用する傾向にあり、それを払拭したく、私自身で一度ファスナーを使わないバックパックを作りたかったというのもある。その他の問題として、使う生地やパーツの多さによる膨らんだコスト・さらにはコロナ禍のデメリットとなっていたパーツ類の遅延問題。今回はそれをできるだけ無くすとともに、軽さ・コスト削減・無駄なパーツやループの撤廃・多機能性の両立を図ることを目標とした。そこから私自身で一から型紙をおこし、出来るだけ生地の枚数を減らしつつも多機能性を維持。そして、見た目にもシンプルイズビューティなデザインへと刷新。もちろんTJAR2018からTJAR2022までのレース用バックパックで培った、逆転の発想に基づいた軽量化技術も抜かりなく取り入れた。色々と悩んだ末に考えたバックパック名…その名は「NICEDAY」。使う人々にとって、笑顔で良い1日を迎えられますように。
Products Designer & CEO
Masanobu Sayama

SAYAMA works Ω
商品名:NICEDAY
納期:10月中旬〜10月下旬(納品され次第、順次発送致します)。5月のイベントにて、予約購入された方を先に発送致します。
価格:¥36,000-(+TAX)
カラー:ホワイト・ブラック
容量:20L〜25L(外側ポケットも含む)
背面長:45㎝
適正身長:155㎝〜175㎝(体型によっては合わない場合がございます)
トータルウエイト:約460g(背胴パッドを外すと約380g)

今回のバックパックのポイントを以下に挙げる。

①ロールトップ:トップ両サイドに15㎜バックルを付け、捻って中心で固定する方法を採用。良くも悪くも昔のULガレージメーカーを思わせる仕様に。そのロールトップ部分を前後で引き寄せるバックルは、両サイドと同じ15㎜テープに対応したものを採用。普段使いする場合にはロールトップ上部サイドのバックルを固定せずに、巾着で絞って前後の15㎜テープに付随されているバックルで固定するだけでも良いように致しました。生地は軽く、柔らかくも耐久性の高い70Dポリエステルリップを採用。防水性もありつつ、紫外線焼けしにくいのが特徴です。

②本体前胴側:基本的に一枚生地にし、その手前に配置された大容量フロントポケットはコーデュラリップ2WAYストレッチ撥水を採用。こちらの生地は耐摩耗性・引き裂き強度が高く、横へのストレッチ性に優れていながら撥水もするといった万能なものになります。撥水するので、ポケット下部には水抜けの窓を設けております。私見ではありますが、リップストップの生地は格子状の見た目をしており、それが格好良いんですよね。
そしてポケットの構造についてですが、他のブランドの場合は絞る部分(伸縮しない)とメインとなるメッシュの生地を使い分けていたりします。Fastのフロントポケットも、実はそうでした。そこでNICEDAYの場合は、全て同じ生地で巾着・メイン生地を仕上げたいという私のわがままが実現したような仕様にしております。それを実現してくれた生産工場に、本当に脱帽です。もちろん裁断工賃や無駄な縫製を減らすという、コスト削減も理由の一つとなっております。

③本体サイド:前胴と同じく一枚生地にし、ポケットも前胴フロントポケットと同じ構造に致しました(下部に水抜けの窓あり)。サイドポケットの容量としては500mlペットボトル2本が入る又はナルゲンボトル1Lが余裕で入る設定となっております。巾着部を引き絞るバンジーコードはループ状になっており、そこにドリンクボトルのキャップや折畳傘を引っ掛けて固定出来るといった落下防止機能も備わっております。前屈みになるとよくポケットから荷物が落ちるという不安が、これによって解消されるわけです。

④ショルダーハーネス:身長155㎝〜175㎝でも背負えるよう設計。基本的な流線デザインは、Fastと同じです。
そしてNICEDAYのショルダーハーネスは、ダスティンホルダーのシンデレラフィットを目指して設計しているので、すでにお持ちの方はスムーズに脱着できるかと思います(ダスティンホルダーは付属されておりませんので、別途お買い求め下さいませ)。

もちろん特許出願中のLITTLEAIDシステムも健在です。

⑤背胴:Fastは内側にポケットを内蔵し、その中にウレタンパットを入れる方式を採用していました。しかし外側にポケットがあった方がすぐに取り出せて便利・メインコンパートメントの容量が増えるなどTJAR2022完走者の意見を継承。一般登山者が使用することを想定して、座布団形式のクッションに。それを背胴 上下のポケットに挟み込む仕様にしました。もちろん5㎜厚のウレタン120㎝くらいのものを、折り畳んで使用することも可能です。
⑥ウエストベルト:Fastと同じ仕様を継承。ウエストモールアタッチメントもドッキング出来るように、スリッククリップを取り付けられるループを4箇所配置致しました。

⑦メインコンパートメント:基本的にシンプルに筒状の形をしているため、物の取り出しには不自由せず、Fastよりも縫い目が少ないため水の侵入も軽減されております(日本の気候を考慮して完全防水にしておりません)。

⑧ボトム:丸みがありながら、徐々に上の方へ広がるデザインに致しました。

その結果、腰ではなく背中に荷重が掛かる仕様となり、ベストな背負い心地を提供出来ると自負しております。

⑨バンジーコード:SAYAMA works独自の前胴フロントポケット・サイドポケットの機構を流用し、絞ることでよりバックパックが身体に密着できるよう配置致しました。またFastと同じく背負った状態で、バンジーコードを絞ることが可能。実際にその構造を見て頂ければ、逆転の発想が活かされていることが分かるかと思います。ボトム部分においては、付属されたバンジーコード類はTJAR2024にて木村選手が背負っていたレース用バックパックの仕様を継承。その結果、ストックやロールマットが横付け出来る仕様となっております。
⑩価格:型紙の枚数を減らしつつも機能性を損なわず、MADE IN JAPANながらSAYAMA worksの中でも低価格帯を実現。
⑪トータルウエイト:約460g(ウレタンパッドなしで約380g)。

TJAR2018の時に作成したバックパックの機構を流用し、山岳ヘルメットを固定できるように致しました(全てのヘルメットが固定できるわけではありません)。

NICEDAYはハイキングに特化したバックパックにしたため、伸縮式ストックを固定できるよう致しました。

ボトムに設置されたバンジーコードに、ロールマットをドッキングすることも可能です(全てのロールマットがドッキング出来るわけではありません)。

ロールトップ部分はバックルで留める方法と、巾着で絞る方法の2展開。お客様の好みによって、変えることが出来ます。

※Ultra 200とは。
ULTRA200は、2020年設立のChallenge Outdoor社が開発した新素材です。
ダイニーマ(超高分子量ポリエチレン)を使用したUL素材の中で、最も強力で耐久性に優れた素材と言われています。
従来のDCFに比べ、ダイニーマの含有量が3倍近くあり、強度が3倍、耐摩耗性に至っては7倍になります。
非常に高い引き裂き強度と引張強度、最大の切断、摩耗、および耐摩耗性。超高長期防水非常に防水性があり、縫い目をテープで留めることもできます.
Ultra 200 は、次の層で構成されるラミネート生地です。
200D UHMWPE/ポリエステル平織り面
0.5 ミルのリサイクル PET フィルムの裏地
Weightは3.5oz/yd2(119.0g/㎡) になります。