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TJAR2022 14番 木村直正選手によるSAYAMA works Fast Yari ファーストインプレッション 其のニ

TJAR2022が無事に閉幕し、木村さんからバックパック使用後の報告書を頂いた。

<前文>
前提として、このバックパックは本当に最高のバックパックです。そのおかげもあり高順位で完走することが出来ました。
一ユーザーとしての感想として、受け取っていただければと思います

●SAYAMA worksからの質問
ショルダーハーネスと本体を密着させるためのロードリフトストラップ(ゴム紐でV字で引き寄せる部分)は問題なかったか。

●木村さんのコメント
しっかり本体をショルダーハーネスに引き寄せ、かつショルダーハーネスが浮き上がったりすることもありませんでした。一般的なバックパックだと、強く引き寄せようとするとショルダー部が浮き上がってしまいますが、それが全くありませんでした。

●SAYAMA worksからの質問
ヘルメットを固定するためのS字フックでの操作は面倒ではなかったか。木村さんのヘルメットの穴が狭かったため、平べったいS字フックをヘルメットの内側から通して本体に固定できるようにした。

●木村さんのコメント
最初は固さがありましたが、慣れてくると全く気になりませんでした。

●SAYAMA worksからの質問
前胴側のメッシュポケットの容量・使用感はどうだったか。

●木村さんのコメント
これもちょうどよかったです。走っていても入れているモノが落ちるといった心配がないとわかったため、ここには、右側に赤色点滅灯と予備のライト。左側にコムレケアとベスパを入れていました。

●SAYAMA worksからの質問
ボトムに配置されたストックを固定するゴム紐は、ズレたりストックが外れるなどの問題は生じなったか。

●木村さんのコメント
全く問題ありませんでした。ズレることなく、ゆるむことなく、取り回しもよく、他のバックパックに比べて何倍も良かったです。

●SAYAMA worksからの質問
肩まわりについての使用感はどうだったか。
肩まわりは内部にパッドは封入せず。1番負荷がかかる部位なので、Spectra® cross diamond ホワイトの生地を採用。
背胴外側に山と道のミニマリストパッドを三つ折りにして収納すると出っぱるため、ダスティV2よりも肩まわりの縦幅を2㎝長くした。

●木村さんのコメント
ショルダーハーネス前面と同じようなフカフカパッドとまではいかなくても、もう少しだけサポートがあると便利です。どうしてもロードで、重さを感じてしまいました(製品化するとしたら0.5㎝程度のウレタンパッドを封入するか)。

●SAYAMA worksからの質問
チェストハーネスの仕様についてはどうだったか。軽量化のため、ゴム紐で調整出来るようにした。

●木村さんのコメント
ゴム紐ではなく、普通のベルトも試してみたいと思いました。好みだと思います(ダスティV2と同じにするか)。

●SAYAMA worksからの質問
ショルダーハーネスに取り付けたボトルホルダーの使用感について。

●木村さんのコメント
大変使い勝手が良かったです。全く揺れず、ショルダーハーネスについているボトルホルダーは高さもちょうど良かったです。1箇所ゴムが緩んでいる(ユーザーご自身での調整が可能)ところがあったため、事前にご連絡を頂いておいてよかったです。

SAYAMA works ボトルホルダー(モールシステム対応)
https://sayamaworks.com/items/62947d4139da5f18a4144111

●SAYAMA worksからの質問
ダスティV2のショルダーハーネス下部のポケットの使用感について

●木村さんのコメント
ファスナーの中には、右側にリップクリーム、マグマ、左側にサプリメント(錠剤)類と小銭を入れていました。ファスナーの中の容量も抜群でした。右の外側に外した時の手袋(指なし)とファスナーの中に、防風対応の手袋を入れていました。
スクウェアポーチがあったため、このくらいの容量でちょうど良いと感じています。

●SAYAMA worksからの質問
ウエストモールアタッチメント直縫い・スクエアポーチ・ボトルホルダー、ゴム&コードロックを使用しての感想を教えて下さい。

●木村さんのコメント
・ウエストモールアタッチメント
事前にお伝えしていた軽量化のために剥き出しになってしまった接合部が腰に擦れて、擦り傷が出来てしまいました。角を削り取っていましたが、どうしても擦れてしまったようです。途中、傷パッドとテーピングを貼り対応。擦れないように当て布等対応頂きたいです(前胴に生地を1枚あてるか)。また、ハーネスのウエストベルトはもう少し長く残しても良いかと感じました。登りはしっかりと緩めたいので。送って頂いたゴム紐をつけて、レインウエアやポールを取り付けることができたのは、本当に便利でした。
・スクエアポーチ
思った以上に容量が大きく、また前面のメッシュポケットも使いやすくて非常に便利でした。左右共に行動食を入れていました。本当にたくさん入るので、むちゃくちゃ便利でした。ファスナーを片手で開けられるようになると良いなと思いました。形状からすると難しいと思いますが。
・ウエストに取り付けたボトルホルダー
左側にメインのライトを入れていました。すぐに取り外しと取り付けができたので、本当にベストでした。右側には、中央と南は、途中水場が少ないためペットボトルを入れていました。北では、特にこれというものを何も入れていなかったように記憶しています。

ウエストモールアタッチメント
https://sayamaworks.com/items/629478350536240165515832

スクエアポーチ(モールシステム対応)
https://sayamaworks.com/items/629478d31c6fdf356a5be294

ボトルホルダー(モールシステム対応)
https://sayamaworks.com/items/62947d4139da5f18a4144111

ゴム&コードロック
https://sayamaworks.com/items/6241825da8611355e817d88f

●SAYAMA worksからの質問
背胴の仕様について(望月さんのバックパックも同じような仕様になっていることは知らず)。

●木村さんのコメント
背面の外側にスリーピングパッドを入れるのは非常に良かったです。(今回望月さんが使用されていたバックパックも同じ仕様でびっくりしました)。
ただし保温性が高いため、背中が蒸れることがありました。特に雨でレインウエアを着ている時は、背中が蒸れて暑くなり汗が止まらなくなりました。かといって、この仕様を変更する必要はないと思います。

●SAYAMA worksからの質問
・全体的な感想を教えて下さい。
・バックパックに名称を付けるとしたら?

●木村さんのコメント
・全体的な感想
その他は言うことは全くありません。
全く揺れないし、容量もピッタリ(余裕があるくらい)。重量が気にならないくらい身体に綺麗にフィットしました。そして何よりカッコいいです。みていて惚れ惚れするくらいイメージを超えたかっこよさでした。
・名称について
私が決めてよいのであれば、あの尖ったフォルムから連想するのは一つ。槍ヶ岳なので、
「Yari(やり)」で宜しいでしょうか?より愛着が持てます。

https://www.instagram.com/p/ChKVq-TPdZ2/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
TJAR2022 14番 木村直正選手によるSAYAMA works Fast Yari ファーストインプレッションは以上になります。

SAYAMA worksとしても1ヶ月という短い期間で、このような貴重な時間を頂いたことに感謝しかありません。そして刺激的で実績に繋がるような体験は、TJARという舞台でなければ実現しなかったと思います。この場をお借りして、TJARに関わる全ての方々に感謝申し上げます。

Special Thanks‼️
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